マイクロサービスはサービス指向アーキテクチャ (SOA) の一種であり、システムが複数のより小さなシステムに分割され、疎結合的に繋がっているアーキテクチャとその設計思考を意味する。密結合的かつ、複数のより小さなシステムではなく一つの大きなシステムアーキテクチャを意味するモノリスアーキテクチャとは対の関係。
マイクロサービス vs モノリス
多くの大企業のシステムが非常に大きく、多くの場合はモノリスアーキテクチャを採用している。小さなチームと小さなシステムにとってはマイクロサービスアーキテクチャが無駄に複雑で意味がないと思われることもあるが、モノリスは大きくなるとオペレーションの効率に強い悪影響を与える。密結合であるため、全てが繋がっており、修正を入れると全体に影響が出てしまう可能性があるからだ。リスクもコストも大きくなる。これにより、スピードも遅くなる。変化に早く応用するためにはスピードの遅れは致命的だ。マイクロサービスアーキテクチャを作るのはモノリスよりは難しいが、マイクロサービスが与える機敏さがDXに於いては重要であるため、マイクロサービスを採用し始めている企業も増えている。