マイクロソフトとローソンAI活用店舗DXや学研のDX新会社設立など:週刊DXニュース(2021/12/07号)

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日本マイクロソフト:ローソンとAI活用店舗DX協働実験を開始

2021年12月2日、日本マイクロソフトと株式会社ローソン は、個店の状況に合わせた売場を実現するため、店舗のDXの取り組みにおいて協業することで合意し、実験を開始すると発表しました。

実験は2021 年 11 月から 2022 年 3 月の期間にて実施され、神奈川県内の 4 店舗で、カメラや音声データと店舗運営支援を図る AI を活用するとのことです。

実証実験の概要
実証実験の概要 
出典:https://news.microsoft.com/ja-jp/2021/12/02/211202-lawson-and-microsoft-japan-to-collaborate-on-digital-transformation-of-shops-using-ai-and-data/

今回の実験では、新たに設置したカメラやマイクで取得したデータを個人が特定されない形で可視化し、POS の売上データ等と合わせて分析するそうです。分析したデータを参考に棚割や販促物掲出など各店舗の状況にあわせた売場に改善し、お客さんにとって買いやすい売場の実現と店舗の利益向上が目的とのことです。

両社は、本取組みでの効果を検証し、「店舗運営支援 AI」の全国のローソン店舗への拡大を目指していくそうです。

ローソンと日本マイクロソフト、AI やデータを活用した店舗のデジタルトランスフォーメーションにおいて協業(マイクロソフト)

博報堂:「HAKUHODO EC+」の発足を発表

2021年12月3日、株式会社博は博報堂DYグループ内のEC領域のナレッジやスキルを集約し、クライアント企業のEC事業を戦略構築から実装・運用までフルファネル、ワンストップでサポートする「HAKUHODO EC+」を発足したことを発表しました。

「HAKUHODO EC+」はD2Cビジネスのシステム構築や、コールセンターや商品管理・発送業務などを担うコンタクトセンターなど、従来の広告コミュニケーション領域にとどまらないグループ各社のさまざまな領域を活かすことで、戦略から実施まで、幅広い支援体制を整えたそうです。

博報堂、EC領域に特化した組織横断型プロジェクト「HAKUHODO EC+」発足(プレスリリース)

学研ホールディングス:Gakken LEAPを設立

2021年12月01日、株式会社学研ホールディングスは株式会社Gakken LEAP(東京都品川区、代表取締役 CEO 細谷 仁詩)を設立したことを発表しました。

学研グループでは、デジタルテクノロジーを活用した付加価値・生産性向上の拡大を目的に、2020 年にグループのデジタル事業基盤運用・活用を一括支援する専門組織であるデジタル事業本部が学研ホールディングス内に設立され、社内外の DX 人材を集めて改革に取り組んできたが、 Ed-Tech に代表される次世代新規ビジネス創出を目的に新社設立を決めたとのことです。

最先端技術を活用したBizDev、データ分析やプロトタイプ開発などの能力取り込みを行い、飛躍的な成長を達成することを目標としているそうです。また、2025 年までに200億円規模のデジタル投資を行い、先端の IT アーキテクトやエンジニアを集めて、国内外のスタートアップ企業に対する投資や親和性の高い事業者との協業を通じて次世代の教育に貢献する新規サービスの創出を目指しているとのことです。

~テクノロジーで教育・福祉市場の未来を拓く~新会社「Gakken LEAP」設立のお知らせ(Gakken LEAP)

いかがでしたでしょうか。少しでもDXに取り組む経営者・リーダーの皆さまにとって役立つ情報があれば幸いです。週刊DXニュースは毎週火曜日に掲載しています。来週もぜひお楽しみください。