DX推進企業への学生志望度調査や建設デジタル化戦略など:週刊DXニュース(2021/09/14号)

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株式会社学情:卒業予定の学生のDXに関する意識とは?

2021年9月9日、株式会社学情は来年の3月に卒業する予定の大学生・大学院生を対象に、就活に関するアンケートを行いました。学生でのDXについての意識を調査することが目的とのことで、結果の一部を紹介します。

まずは、DXの推進の有無により志望度がどう変動するかという質問についてです。調査によると、約50%の回答者が企業がDXに取り組んでいることを知ると志望度が上がると回答したそうです。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000763.000013485.html

回答者からは「デジタル技術やデータを駆使することで、よりニーズに合ったサービスが提供できると思う」や「実際にどのようなDXに取り組んでいるのかによって、志望度は変わる」という意見があり、DXに関する意識が高い学生も多くいそうと考えられます。

また、DXに必要なスキルと知識を見つけたいかという質問に対して、「今後必須となる」や「デジタル領域に強いと、仕事の選択肢が増えると思う」などの理由で、身につけたいという回答者が70%を超えました。詳細についてはぜひ株式会社学情の原文をご覧ください。

【2023年卒】約半数が「DXを推進する企業」は志望度が上がると回答。「企業の成長には、DXが不可欠だと思う」の声。7割超の学生が「DXに関するスキルや知識」を身に着けることを希望。(プレリリリース)

SiNCE:DXを実現させるAIデータ分析プラットフォームをリリース

2021年09月10、株式会社SiNCEはAIデータ分析プラットフォームのInnovelと、集客から売上までワンストップで顧客分析可能なデータ分析サービスをリリースしました。

本サービスは主にサロンビジネスを対象にしているようで、同一顧客の情報を連携せずに、複数のシステムの連携が難しかったことによって、分析が困難だった集客から売上までの一連の顧客行動を簡単に分析できるようにしたサービスです。本サービスが提供するのは、ワンストップで顧客分析が可能になる事で、本当に効果のある広告キャンペーンやメディアの可視化や、LTVの最大化が可能となり、データに基づく打率の高い店舗経営を実現できるとのことです。

Looker 分析ツール
出典:https://since2020.jp/2021/09/614/

搭載される機能は主に「現状把握」、「リスク検知」と「未来予測」という3つの目的で分けられており、中でも既存顧客の流出兆候を把握できる機能やAIによる予測値算出など多岐に渡ります。

店舗DXを実現させるAIデータ分析プラットフォーム、Innovel サロン版がリリース!(Si NCE)

インフォマート:「建設デジタル化戦略」を発表

2021年9月10日、株式会社インフォマートは株式会社建設ドットウェブと共同で、建設業界における業務デジタル化及びDX推進を目的とした取り組み「建設デジタル化戦略」を2021年9月9日に発表しました。一部を紹介します。

DXの現状調査で、多くの企業はDXに興味を示すものの、多くの企業が「デジタル化=Excel等のツール利用」に留まっていることが分かったそうです。そこで建設業界のDX実現を後押しすべく「建設デジタル化戦略」を発表したとのことです。

「建設デジタル化戦略」の概要は以下の引用の通りです:

①建設業界特有の業務課題にアプローチする「出来高管理機能」「相見積機能」の開発
2021年7月にローンチした新サービス「BtoBプラットフォーム TRADE」にて、建設業界特有の業務課題である「出来高請求」にアプローチする「出来高管理機能」と「相見積機能」を2022年4月より提供開始します。

②建設ドットウェブが提供する「どっと原価NEO」との連携
 本取り組みの推進パートナーである建設ドットウェブが提供する、建設業原価管理システム「どっと原価NEO」と「BtoBプラットフォーム TRADE」のシステム連携により、発注~支払の処理業務の効率化を実現します。

出典:https://corp.infomart.co.jp/news/detail.html?itemid=1051&dispmid=486

詳細については下記ページをぜひご覧ください。

インフォマート、建設ドットウェブと共同で建設業界の:業務デジタル化を推進する取り組み「建設デジタル化戦略」を発表(InfoMart)

いかがでしたでしょうか。少しでもDXに取り組む経営者・リーダーの皆さまにとって役立つ情報があれば幸いです。週刊DXニュースは毎週火曜日に掲載しています。来週もぜひお楽しみください。