神奈川県がDX推進事業募集やDX銘柄2021の選定企業発表会など:週刊DXニュース(2021/06/01号)

週刊DXニュース

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神奈川県:DXプロジェクト推進事業の募集を開始 

2021年5月24日、神奈川県は最大1,000万円の支援を受けられる新たなビジネスモデルを生み出すDXプロジェクトの募集を発表しました。

神奈川県では、新型コロナウイルス感染症で業況が低迷した製造業等県内企業の経営状況の回復とさらなる成長に繋げるを目的に、データとデジタル技術を活用して収益を得るビジネスモデルを創出し、県内企業のDXを促進します。

プロジェクトのテーマ枠は2つあり、応募の際に1つを選ぶことになります。書類審査とピッチ・ヒアリング審査を通過したプロジェクトは、開発・実証に係る各種費用を支援するとともに、専門家の技術的助言や、課題解決に向けて連携する事業者とのマッチング支援等を受けられます。

  1. 製造業のサービス化 (更なる成長を目指し、製造業で培ってきた技術やノウハウを活かして新たなサービスを開発し広く事業展開すること)
  2. 自由提案 (提案者が設定したテーマによるプロジェクト)

応募の締め切りは令和3年6月7日(月曜日)となり、オンライン説明会の様子をこちらからご覧になれます。応募方法、要件、応募資格や採用までのプロセスの詳細に関してはこちらをご覧ください。興味のある方はぜひご検討ください。

神奈川県DXプロジェクト推進事業 応募受付中!(令和3年6月7日締切)(プレスリリース)

経産省×東証:DX銘柄2021選定企業発表会を開催

2021年5月25日、経産省は東京証券取引所と共同でDX銘柄2021選定企業発表会を開催することを発表しました。開催日は6月7日(月曜日) 16:00~18:00です。

DX銘柄とは、東京証券取引所に上場している企業の中から、企業価値の向上につながるDXを推進するための仕組みを社内に構築し、優れたデジタル活用の実績が表れている企業を、業種区分ごとに選定して紹介するものです。(本メディアでは、DX銘柄や認定制度担当とのインタビューも記載しております。これに関してもっと知りたい方はぜひこちらをクリックしご覧ください)

本発表会では、「DX銘柄2021」及び「DX注目企業2021」の選定と企業銘柄選定企業の中から“デジタル時代を先導する企業”として「DXグランプリ企業」が発表されます。また、今年度は、新型コロナウイルス感染症を踏まえた対応に関して、デジタル技術を利活用し、優れた取組を実施した企業を「コロナ部門」として選定されます。

DXに取り組んでいる、あるいは取り組む予定の企業にとって、日本の他の企業はどのようにDXを行っているか学べる素晴らしい機会だと思います。発表会はオンラインで開催され、無料であるため、誰でも気軽に参加できるようです。参加のためには6月3日までの事前応募が必要で、こちらからできます。詳細は下記URLからご覧いただけます。

デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2021選定企業発表会を開催します!(経産省)

JASRAC:音楽クリエイターの楽曲管理のDX

日本音楽著作権協会(JASRAC)は、2021年5月24日のプレスリリースで、2020年12月から2021年2月までの間、音楽クリエイターが自ら行う楽曲管理におけるDXを推進するための実証実験を行ったことを発表しました。ソニーグループ株式会社との共同の取り組みであり、音楽クリエーター合計31名が参加したとのことです。

音楽業界では、技術の進化に伴い、楽曲制作からマーケティング、ディストリビューションまでのプロセスが大きく変化してきました。これにより、これらを自ら行う個人のクリエイター(DIYクリエイター)が増えています。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000071197.html

このようなDIYクリエーターは自室等でデジタル楽曲創作ツールを活用して創作を行い、本名で活動しないことが多く、楽曲の無断利用や「なりすまし」による公開に遭遇した際に有効となる簡易な対抗手段がありません。

さらに、彼らにとって、既存の使用料分配の仕組みやJASRACとの管理委託契約・楽曲登録が煩雑であり、既存の著作権管理システムの利用はハードルが高いと思われているようです。

このような時代の変化に対応し、新しい毛色の音楽クリエーターをサポートするため、ブロックチェーン技術を用いた存在証明機能付きの楽曲情報管理ツールのプロトタイプが開発されました。。このツールに登録した情報を起点にして、JASRACを含む音楽関係のさまざまなビジネスパートナーとのデータ連携、各種申請・登録や契約を定型化・簡素化して電子化するものです。

JASRACは現在、実証検証で得たフィードバックを元にツールが改善され、2022年に実用化を目指しているそうです。

デジタル技術により業界が変化し、新しい課題が生まれ、それをデジタル技術を活用して解決することは正にDXの目的です。音楽業界ではなくとも、DXに取り組んでいる組織にとって参考になると思っています。JASARCの本取り組みの進展、今後もレポートいたします。

日本音楽著作権協会(JASRAC)は、音楽クリエイターの楽曲管理のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた実証実験を行いました

いかがでしたでしょうか。少しでもDXに取り組む経営者・リーダーの皆さまにとって役立つ情報があれば幸いです。週刊DXニュースは毎週火曜日に掲載しています。来週もぜひお楽しみください。