経産省内DXの報告書を公開やLINEの新規DX支援事業など:週刊DXニュース(2021/05/18号)

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経産省DX室、「デジタルツール導⼊実証・調査事業報告書」を公開。

2021年5月14日、経済産業省DX室がクラウドネイティブはデジタルツール導⼊実証・調査事業報告書を公開したと発表しました。

株式会社クラウドネイティブは、行政組織においてさまざまなデジタルツールを活用していくために、モダンかつセキュアな業務インフラを検討するため、経済産業省から委託を受け、ゼロトラストアーキテクチャの概念を取り込んだ環境を構築し、実証と調査を行いました。

今回公開された報告書では、実際にゼロトラストの概念を取り入れた実証環境を構築した上で、さまざまなクラウド関連ツールを試験的に運用し、その知見をまとめており、今後の行政組織及びその他の組織におけるより効率的な業務環境の実現検討の一助になることが期待されるとのことです。

本報告書は非常に丁寧に書かれ、特に利便性の高いクラウド環境の導入を考えている企業はぜひ参考にしてください。(報告書はこちら及びプレスリリースからアクセスできます)

経済産業省DX室、ゼロトラストの概念を取り入れた「デジタルツール導⼊実証・調査事業報告書」を公開。(プレスリリース)

「全国中小企業クラウド実践大賞2021」の応募が開始

​​クラウド実践大賞実行委員会は、「全国中小企業クラウド実践大賞2021」が参加企業受付を5月10日より開始するということを発表しました。

「全国中小企業クラウド実践大賞2021」は、クラウドを活用して新規事業創造、収益向上、業務効率化を実現した中小企業などの実践事例を発掘し、広めていくことを目的としたプロジェクトとのことです。委員会の構成員は日本商工会議所、全国商工会連合会、全国中小企業団体中央会であり、総務省、経産省と​働き方改革推進コンソーシアムの後援も予定されています。

参加者には、評価結果に応じたロゴマークが提供され、クラウドサービスを活用した生産性向上・経営効率化の取り組みを、ホームページや会社案内などでアピールできます。

応募の締め切りは8月13日であり、書面審査で「モデル事例」に選ばれた企業が、10月から開催されるクラウド実践コンテストに参加します。コンテストは地方大会と全国大会に分けられ、両方ともオンラインで開催される予定です。

クラウド導入を検討している企業にとっては面白いコンテストではないかと思います。また、参加することは自社のクラウド導入にゲーム要素を与え、従業員のモチベーション向上にも繋がり、導入の成功率及び効率も向上するのではないでしょうか。そのため、クラウド導入を検討している企業はぜひご参加ください。

​中小企業のクラウド活用事例を発掘・発信し収益力向上や経営効率化に貢献!「​全国中小企業​クラウド実践大賞2021」の応募受付を5月10日より開始(プレスリリース)

LINE:小売業向けDX支援事業を開始

line-logo | Exchangewire Japan

LINEは今年秋をめどに小売業向けの接客DX支援事業を始めるニュースがありました。最初は店員がLINEを通じて接客し、電子商取引(EC)での購入を促すサービスを開始するとのことです。本サービスは、新型コロナウイルス下で来店客が減るなか、デジタル接客で収益底上げができるという意図があるそうです。

詳しい仕組みとしては、利用者はLINE上でお気に入りの店員を選び、自宅などからおすすめ商品や着こなしのアドバイスを個別に受けられる仕組みとなります。店員は接客中に商品のバーコードをアプリで読み取るだけで、顧客をECサイトに誘導できるとのことです。

今まで店員がSNSを使い、個人的に消費者とつながることはできましたが、店員は商品ページに誘導するには手間がかかった。このため、店舗で接客するように、おすすめの商品を次々提案していくのは難しかったそうです。今回の新規サービスではこういった困難がなくなります。

将来は実店舗での接客に生かす仕組みづくりも検討するそうです。

着々と広がるネットショッピングの普及はコロナ禍前でも実店舗の収益を奪ってきました。コロナ禍ではこれがさらに酷くなりましたが、今回のLINEのサービスは実店舗は実店舗のメリットを自宅まで届けられ、市場シェアを奪い返すのではないでしょうか。アンテナを張って、今後のLINEのこの事業のニュースも届けたいと思います。

LINE、小売りの接客DX支援 自宅からアプリで相談(日経新聞)

いかがでしたでしょうか。少しでもDXに取り組む経営者・リーダーの皆さまにとって役立つ情報があれば幸いです。次回の週刊DXニュースもお楽しみください。