IPAがDX白書2021を発刊やサイバー攻撃調査レポートなど:週刊DXニュース(2021/10/12号)

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IPA:「DX白書2021」を発刊

2021年10月11日、独立行政法人情報処理推進機構(以下:IPA)は「DX白書2021」を発刊しました。

DX白書2021
出典:https://www.ipa.go.jp/ikc/publish/dx_hakusho.html

「DX白書2021」はIPA新白書有識者委員会で議論された内容に加え、IPAが日米の企業に対して実施した「企業におけるデジタル戦略・技術・人材に関する調査」の結果を盛り込んでいるとのことです。また、日米の企業への調査によって、日本企業と米国企業との取組の差や、企業が優先的に取組んでいるDX施策などを明らかにするとともに、日本企業の課題分析やDX取組の方向性について論じています。

企業の経営者や事業部門のリーダーの方々にぜひ本白書を活用し、DX取組を進めていただけることを期待しているとのことです。372ページのレポートは下記ページから無料でダウンロードできます。20ページのサマリーもあります。

DX白書2021(IPA)

Sansan: EVENT TECH HACKSをローンチ

2021年10月6日、Sansan株式会社はイベントの最先端を発信するメディアの「EVENT TECH HACKS」をローンチしました。イベント開催を効率化と省力化し、また成果を最大化できる幅広い情報と機能が揃っています。下記にて一部紹介します。

  • イベント基礎情報:初めてイベントに携わる方にも分かりやすく伝えるため、ポイントを押さえた記事や、講座形式の動画
  • イベント事例:参加した様子や担当者とのインタビューを含むテクノロジーを活用してイベントをアップデートした事例
  • Sansan Event Techs:セミナー運営に必要な機能を兼ね備えたセミナー管理システムや次世代エントリーフォームの機能など

また、ウェビナー開催に必要なツールやイベント事業者とのインタービューなどのような便利ツールを順次追加する予定とのことです。詳しくは下記プレスリリースをご覧ください。

Sansan、イベントの最先端を発信するメディア「EVENT TECH HACKS」をローンチ(プレスリリース)

CSC:サイバー攻撃の発覚に関する調査レポートを公開

2021年10月7日、株式会社サイバーセキュリティクラウド(CSC)は法人・団体における不正アクセスに関する個人情報漏洩数1,000件以上の主な個人情報流出事案に基づき、サイバー攻撃の発生から発覚・公表までの期間に関する調査レポートを発表しました。下記にて結果の一部を紹介します。

出典:https://www.cscloud.co.jp/news/press/202110073585/

まずは、同社によって2020年に行われた調整と比較し、攻撃発生から発覚日までの日数(平均349日)と発覚日から公開日(平均82日)がそれぞれ34日と12日で短期化したそうです。

平均日数はやや短期化したものの、発覚まで1年以上かかるケースは逆に2020年より7.7%で増加しました。原因は、コロナ禍でオンライン化が進む中、企業が攻撃を発見する仕組みが整備されていないことや、定期的なセキュリティチェック体制を構築できていないことが考えられるとのことです。


攻撃発覚まで“90日”を超えた事案が増加、全体の6割以上に!サイバー攻撃の発生から発覚・公表までの日数に関する調査レポート【2021年版】を発表(CSC)

いかがでしたでしょうか。少しでもDXに取り組む経営者・リーダーの皆さまにとって役立つ情報があれば幸いです。週刊DXニュースは毎週火曜日に掲載しています。来週もぜひお楽しみください。