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今週の気になるDX関連ニュースまとめ
NRI Secure Insight 2020～企業における情報セキュリティ実態調査～
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社が2020年7月から9月にかけ、日本、アメリカ、オーストラリア3か国の企業を対象に、「企業における情報セキュリティ実態調査2020」を実施しました。調査結果では、日本企業はDX、テレワーク、サプライチェーンのいずれの領域においても、セキュリティ対策が十分とは言えず、取り組み強化の必要性が浮き彫りになったと報告されました。
DXを推進する上で、セキュリティ対策、特にクラウド移行との兼ね合いや最近ではゼロトラストセキュリティなども注目が集まっています。セキュリティについての基本を知る際にも役立つレポートであると思います。
「利用規約を読まずに同意」は6割以上。デロイト トーマツ「DX時代・COVID-19時代のプライバシー」を発表
デロイト トーマツ グループが全世界23ヶ国・地域、計37,450人、18歳から75歳を対象に実施した「Digital Consumer Trends 2020」をもとに分析した『DX時代・COVID-19時代のプライバシー』を発表しました。
日本では2020年に個人情報保護法の改正が実施され、個人情報の取扱いに関して消費者への理解促進や企業の透明性向上・説明責任が求められていますが、本調査では「企業の個人情報の取扱いに関して利用者は何を感じているか」「利用者に対する、個人情報の取扱いについての説明、権利への対応の在り方」「COVID-19のような有事の事態におけるプライバシーをどのように考えるか」という観点から、消費者の意識に焦点を当てて考察されています。DXを推進する上で消費者の感覚を知ることは重要ですので、経営者・リーダーの方にはご一読をお勧めします。
DXに成功したと認識しているのはわずか約7% アビームコンサルティングが「日本企業のDX取り組み実態調査」結果を発表
アビームコンサルティングは、日本におけるデジタル技術を活用した変革への取り組みの実態を把握し、DXの成功と失敗の分岐点を明らかにすることを目的として、年間売上1,000億円以上の企業のDX推進の意思決定に関与する部長職以上の役職者(515名)を対象に行ったDXに関する最新調査の概要を発表しました。
ボストン コンサルティング グループが先日行った調査結果では14%と示されていましたが、やはりDXの成功は一筋縄ではいかない状況が見て取れます。しかしDXは企業経営者として避けることのできない主要アジェンダです。今後日本国内の成功事例創出にDX Review編集部としても貢献していきたいと思います。
日本ハム、2020年を「ニッポンハムDX元年」と位置づけ商談をアップデートへ クローズドサイトを活用
日本ハム株式会社がデジタルを活用したビジネスモデルへの変革や収益力向上を目的とし、2020年を「ニッポンハムDX元年」と位置付け、DXの取り組みの一つとして、新たな商談スタイル「マーケティングコミュニティ」活用を発表しました。
日本ハムのプレスリリースを読むと「デジタル化の波が加速したことを背景にグループ社員が遠隔地でも得意先と積極的な営業活動ができるように、本サイトを開発・立ち上げることにしました」とあります。同社はこれまでにもいち早くSNS活用に取り組むなどデジタル活用を得意としている印象があります。今後の動きにも注目です。
いかがでしたでしょうか。少しでもDXに取り組む経営者・リーダーの皆さまにとって役立つ情報があれば幸いです。週刊DXニュースは今後毎週火曜日に更新していきます。
