DX Review週刊DXニュースとは毎週の気になるDX関連ニュースのまとめ記事です。
第一回目となる本記事は特別にここ1か月間で発表されたニュースやお役立ち情報をピックアップしました。11月中旬に経済産業省が発表した『DX銘柄2021』についての情報やKaizen Platformが昨日公開したばかりの『#DX白書2021』など、DXに関わる経営者・リーダー必見の内容をまとめましたのでぜひご覧ください。
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経済産業省：「デジタルトランスフォーメーション銘柄（DX銘柄）2021」の選定に向けたアンケート調査を開始
「DX銘柄2021」選定に向けたアンケート調査の時期が今年もやってきました。同調査は経済産業省と東京証券取引所が2015年から共同で進めてきた「攻めのIT経営銘柄」の延長で、2020年からはデジタル技術を前提として、ビジネスモデル等を抜本的に変革し、新たな成長・競争力強化につなげていく「デジタルトランスフォーメーション（DX）」に取り組む企業を「デジタルトランスフォーメーション銘柄（DX銘柄）」として選定しています。
今回、経済産業省は「DX銘柄」及び「DXグランプリ」「DX注目企業」の選定に向けて、選定材料とするためのアンケート調査を東京証券取引所の上場会社全社（一部、二部、マザーズ、JASDAQ）に対し実施しています。アンケート調査に回答することでDX推進に役立つフィードバックや各社の更なる取組推進に資する情報も提供されるとのことですので、対象企業の皆さまはアンケートに回答してみてはいかがでしょうか。アンケート実施期間は2020年11月25日（水曜日）から2021年1月13日（水曜日）までとなっています。
Kaizen Platform、コロナ禍で浮き彫りになったDX格差を紐解き国内外の動向やトレンドを総括した「#DX白書2021」を公開
『#DX白書2021』は「顧客体験DX」を推し進めるKaizen Platformが公開したホワイトペーパーです。驚くべきは全160ページという圧巻のボリューム。早速DX Review編集部も拝見しましたが、2020年に起きたDXのトレンドや事例の棚卸しはもちろん、FY2021に向けた戦略を考えるためのヒントが多く非常に参考となる内容でした。
特に「DXの裏側には必ずUXの変革とそれに伴う収益構造がある」というメッセージはこれまで様々な企業を改善してきたKaizen Platformならではの説得力です。DXの主要アジェンダについてもシンプルに構造化されていますので、今年の振り返りを行いながら年末年始にゆっくりと思考を整理したい経営者にとっても役立つことでしょう。
デジタルトランスフォーメーション（DX）に成功している日本企業は14％～BCG調査
経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ（以下、BCG）は、2020年4月から6月にかけて世界11カ国で実施した、デジタルトランスフォーメーション（DX）に関する調査結果の日本版を2020年10月28日に発表しました。
調査対象は従業員1,000人以上の大企業約850社（うち日本の企業は79社）のCEOや取締役、CDO／CIO、および役員職。DXのトレンドやDXを成功に導くカギを探った本調査では「DXのサイロ化を超えた包括的な戦略」が成功のカギと紹介されており、その上で「テクノロジーや人材への思い切った投資が必要」というメッセージが述べられています。
デジタルトランスフォーメーションに関するグローバル調査の詳細はこちら
いかがでしたでしょうか。少しでもDXに取り組む経営者・リーダーの皆さまにとって役立つ情報があれば幸いです。週刊DXニュースは今後毎週火曜日に更新していきます。
